Open Game Art(オープンゲームアート):ゲーム用の無料著作権フリー素材が集まる海外サイト

Open Game Art タイトル

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Open Game Art タイトル

Open Game Artとは

Open Game Artは、フリーソフト、又はオープンソースのゲーム開発者が利用できる高品質で堅実且つ自由なライセンスが付属された無料著作権フリー素材の投稿サイトです。2009年に開設しました。執筆時点で約2万5千点の素材が投稿されています。

ドット、2D、3D、テクスチャ、音楽、効果音とゲーム製作に必要な素材が一通り集まっており、海外のフリーゲーム・インディーズゲーム開発者に愛用されているサイトです。再配布可能、誰でも使用可能を実現するため、投稿者はGPL下位互換のライセンスのみ許可しています。

https://opengameart.org/

ライセンス

柔軟なライセンス素材が特色と言ってもよいサイトで、各素材はクリエイティブ・コモンズなどの著名ライセンス、及びサイトオリジナルライセンOGA-BYの中から1つ及び複数付与しています。ライセンスの種類は以下。

  • CC-BY:クリエイティブ・コモンズ 表示 クレジット明記
  • CC-BY-SA:クリエイティブ・コモンズ 表示・継承 クレジット明記、同ライセンス下での配布
  • CC0:クリエイティブ・コモンズ・ゼロ パブリックドメイン相当のため、義務は無し。
  • GPL:ソース開示、同ライセンス下での配布
  • LGPL:ソース開示
  • OGA-BY (下記参照)

素材提供者はこれらのライセンスの中から好きなライセンスを選択できます。なお、OGA-BY3.0(Open Game Artライセンス3.0)はクリエイティブ・コモンズ 表示を拡張したライセンスです。基本は同様の条件ですが、技術的保護を認める条項が付随します。そのため、素材を暗号化して配布することが可能です。逆にクリエイティブ・コモンズは暗号化が不可能です。

http://static.opengameart.org/OGA-BY-3.0.txt

このサイトの理念として自由な素材利用を上げています。素材を利用してゲームを作るだけでなく、素材から新たな素材を生み出すようなことも行われています。実は全ての素材が商業利用可でありながら、ソース開示や同ライセンス化での配布などいまいち使いにくい素材が多いのですが、ゲームも含めて素材の自由化をうたう同サイトのコンセプトとは相性がとても良いライセンスばかりです。

実際に商用ゲームで利用しやすいライセンスはCC0とOGA-BYの2種です。細かい条件を省くとCC0はクレジット表記義務無し、OGA-BYはクレジット表記義務のみで使用可能なライセンスです。未暗号化素材を利用できるプロジェクトならば、CC-BYを加えても問題はないでしょう。また、あつま~るの場合、LGPLも利用できるかと思います。ライセンスを絞って素材検索もできるため、そこまで困ることはないでしょう。

ただし、CC-BY-SAとGPLはゲーム利用する際に相当注意する必要があります。

また、ライセンスを複数付与している素材は、製作者がその中から1つ使いやすいライセンスを選択します。例えば画像の場合はCC-BYかCC-BY-SAかGPL2.0,3.0から好きなライセンスを選択することができます。
Open_Game_Art_ライセンス

使い方

OpenGameArtは、トップページ、検索、及びコミュニティの3カテゴリでサイト分けしています。トップページは以下、4つの項目があります。現在の要注目素材が一目でわかります。
Opne_Game_Art_トップページ

  • Popular This Week:今週の人気ページです。
  • Latest Art:登録順です。
  • Latest Art by my Friends -:フレンドが投稿した登録順です。
  • Featured Art:よく分かりません

次によく利用するのが、メニュー欄にあるBrouseタブです。ここで検索したい素材のジャンルを選択します。
メニュー欄のBrouseタブ以下を選択することで絞ることができます。
Oprn_Game_Art_メニュー

  • 2D Art:タイルセット、アイコン、ドットキャラなどのドット素材です。
  • 3D Art:3Dの素材です。
  • Concept Art:立ち絵、モンスター、背景などのイラスト素材です。
  • Texture:テクスチャ素材です。
  • Music:音楽素材です。
  • Sound Effect:システム効果音、環境音です。
  • Document:フォント、ツール、ソースコード、画像エフェクトやブラシ、テンプレートなど上記以外の全てが集約しています。

一度、絞った画面を表示すると左側に検索メニューが表示します。実際はこの検索で必要な素材を探すことになるでしょう。

  • SEARCH:検索したいキーワード
  • TITLE:検索したいタイトル名
  • TAGS:検索したいタグ名
    • Is one of → or(いずれかを含む)
    • Is all of → and(全てを含む)
    • Is none of → not(含まない)
    • Is empty,not empty すみません。よく分かりませんでした。
    • 検索は2つ以上ある場合は,でくくります。
      例、sword,weapon,item

  • Submitter:検索したい投稿者名
  • Art Type:素材の種類、メニュー欄のBrouseタブと同様の意味です。
  • License(s):素材のライセンスです。(商用で利用する場合はCC0とOGA3.0で抽出することをお勧めします。)
  • SORT BY:表示順です。
  • Search relevance:関連が高い検索順
  • Post Date:投稿日
  • Favorites:人気順
  • Total views:ページビュー数
  • ORDER:順序の向きです。
    • Desc:昇順(投稿日だと古い順、人気順だと人気のない順)
    • Asc:降順(投稿日だと新しい順、人気順だと人気のある順)
  • Items per page:1ページに表示するアイテム数

海外は横スクロールのアクションやシューティングゲーム素材が多い点が一つの特徴ですが、このサイトは顕著になっています。一部RPG用などのタイルセットも存在し、曲も人気のあるアーティストの曲は日本のゲームでも取り入れたい良さがあります。

ライセンスを商用で使う場合の考え方

実はOpen Game Artは全素材に商用利用も可とすることを決めている素材配布サイトです。そのため、クリエイティブコモンズでもCC-BY-NC(表示・非営利)は存在しません。ただし、商用で使いにくいライセンスも多く、、さすがに「おぃおぃ、無理だろ」と突っ込みたくなります。そのため、ライセンスの注意点を少し挙げておきたいと思います。(上の話題と重複する部分もありますが、後からの追記部分ということでご了承ください)

商用ゲームでは使いにくいライセンス

とは言え、商用販売と考えると使用できないライセンスがあります。以下は利用する場合も注意する必要があります。

GPL
商用では、まず利用不可なライセンス。強力なコピーレフト(使用したゲームは同ライセンスで配布しなければいけない)持ち。つまりGPL素材を用いて製作したゲームはGPLで配布しなければいけません。ちなみにGPLの厄介な点はソース開示義務と再利用許可。RPGツクールの場合はツクール系ライセンスと競合するので利用できません。。RPGツクールの場合はツクール系ライセンスと競合するので利用できません。

LGPL
利用できないこともないけど、無難に利用しない方が良い素材。GPLの難度減少版で、素材を動的に利用した部分のソース開示義務があります。言ってることが分からなければ利用しないようにしましょう。私自身も理解できていない部分があるライセンスなので利用する場合は自己責任で規約を熟読しましょう。

CC-BY-SA(クリエイティブ・コモンズ-表示-継承)
厄介なのが継承。GPLと同じくコピーレフトが付随します。つまり、この素材を用いて作った作品は同じくCC-BY-SA配布となります。ツクールのRTA素材とも競合します。

商用ゲームで使いやすいライセンス

CC-BY(クリエイティブ・コモンズ-表示)
著作者を明記することで利用できます。ただし、クリエイティブ・コモンズは暗号禁止条項が付随しているので使える範囲は限られます。

RPGツクールVX ACEの場合、RGSS3に該当素材を固めることができません。なんらかの方法で該当音楽だけ固めずに外出しする必要があります。

RPGツクールMVの場合、rpgmvoなどに変更することはできません。ただ、MVの場合、一度暗号化してから、該当素材だけ元のファイルに置き換えても正常に作動します(プラグインが悪さをしなければ)。

OGA-BY(Open Game Artライセンス)
クリエイティブ・コモンズの暗号化条項がゲームと相性が悪いため、同ライセンスから暗号化条項のみを省いたライセンス。他は全てクリエイティブコモンズと同等です。つまり、一般的な素材の利用方法と全く同じで一番使いやすいライセンス。著作者の明記が必要。

CC0(パブリックドメイン)
限りなく著作権を放棄した素材。著作名の表記も必要ありません。伝統としては著作者に敬意を表して明記することもよくあるようです。一番安心して使えるライセンス。

その他

一つのゲームに複数のライセンスが付与されていることもあります。その場合は使用者が1つを選択することができます。

https://opengameart.org/

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